株式会社サン・ボデーの工場は、潮風が香る千葉港にあります。
新港地区は、日本国内初の食品コンビナートと自動車関連業や物流施設が数多く立地する千葉市内有数の工業集積地です。
1994年(平成6年)に千葉コンテナターミナルが開設されて以来、マレーシア、中国、インドネシアなどから輸入される材料のほとんどは千葉港で水揚げされ、 通関が切れたその日のうちにサン・ボデーの工場に届けられます。
サン・ボデーの工場は、敷地面積 8,224平方メートル、9,700㎜を超える長尺の材料が「縦横無尽」に移動できるようレイアウトされています。
また、モルダーやフィンガージョイントなどの様々な加工機械は、硬くて重硬な木材を加工できるように、「最適なスペック」を装備しています。
雨の日は、大倉庫の中で大型トラックへの製品の積込みが可能です。
100年への挑戦
1950年に荒井木材が創業して以来、トラックの部品となる木材加工に専念して参りました。
部品に求められるのは、まずは「軽くて丈夫」で加工しやすく、持続的な供給が可能であることでしょう。
加えて、環境にやさしく、外観上の美しさも大切な要素です。木材、そして木質系の材料はまさに理想的な素材です。
これまでにアピトンや植林木や竹など様々な材料を使用して、それぞれの特性に応じた機械を導入し、最適な加工方法を探求してきました。
わたしたちは、木材に拘って日々研鑽を重ねてまいりましたが、将来、炭素繊維とかセルロース・ナノファイバーやプラスチックの技術が、木材よりも安く、同等以上の性能を持つ新素材を生んだとしても、柔軟に対応できるよう準備を怠ることはありません。
自動車業界はすでに100年に一度の大変革期にあります。
また、DXに象徴されるようにわたしたちの会社の仕事や働き方は、大きく変化していくことでしょう。
進化し続ける世の中の動きに、わたしたちは敏感に対応していきます。
一方では、3つの基本姿勢、すなわち真面目に働いて社会に貢献し、フェアプレー精神を貫き、常にグローバルな視野で仕事をする姿勢は変わることはありません。
社員みんなが「チームとして働く」ことを意識して、知識を共有すること、そして情熱と目的を持って行動できる職場を提供することが大切だと思っています。
創業100年となる2050年は、もうすぐそこにあります。
代表取締役社長 荒井克衛
70年以上にわたり、トラックの荷台と共に歩んできました。たくさんのユーザー様やメーカー様のご要望の変化に都度、適切に対応してきました。
サン・ボデーは、新規顧客開拓という営業をしていません。
サン・ボデーの営業とは、顧客の皆様からの注文内容の詳細、すなわち用途や品質、組立方法など個別の情報や市場トレンドなどを正確に理解し、正しく現場に伝達することです。
トラックの荷台の木材加工に特化した数々の機械設備と長年培った熟練の加工技術をもっています。
硬くて重い木材を切ったり、継いだり、貼り合わせたりといった特殊な技術・ノーハウは、他社の追従を許しません。耐久性のある木材をいろいろな国々から仕入れて、トラックの床板などに加工して販売しています。
製品仕様・情報を正しく共有できるのは、現地からの見学者に対して、自社工場がお手本を示して、納得するまで詳しく説明できるからです。そして現地工場では、機械の調整に至るまで一緒になって働き、技術指導を続けることができるからです。日本側の要求通りに現地生産を行うことは容易ではありません。現在でも、マレーシア、インドネシアそして中国とは直接的な取引を通して、円滑なコミュニケーションを取り、世界情勢の変化に適切に対応しています。
社名 |
株式会社サン・ボデー Sun Body Co., Ltd. |
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代表 |
代表取締役社長 荒井克衛 |
設立 |
1985年4月1日(昭和60年年4月1日) |
資本金 |
3,000万円 |
所在地 |
〒261-0002 千葉県千葉市美浜区新港227-3 |
電話番号 |
043-245-1011 |
FAX番号 |
043-244-0650 |
従業員数 |
24名(2024年3月1日現在) |
主要な事業内容 |
トラック荷台部品となる木材の加工と販売、梱包用資材、外構材・デッキ用の木材加工と販売 |
主な取引先 |
株式会社パブコ、山田車体工業株式会社、司工業株式会社、株式会社松沢商会、部品工業株式会社、守屋木材株式会社、有限会社富士部品商会、株式会社サニックス仙台、昭和車体工業株式会社、藤江商事株式会社、株式会社丸山車体製作所ほか(順不同,敬称略) |
取引銀行 |
三井住友銀行(葛西支店)、千葉銀行(新稲毛支店)、東京ベイ信用金庫(西葛西支店) |